2008年11月13日

[書評]「システム手帳本」の元祖:山根 一眞『スーパー手帳の仕事術』

山根 一眞『スーパー手帳の仕事術』山根 一眞『スーパー手帳の仕事術』(1986年、ダイヤモンド社)  Amazon.co.jpオンライン書店bk1



 イギリスのシステム手帳「ファイロファックス」を紹介する本。イギリスでのショップ・ユーザーのレポート、山根氏自身の使い方のレポート、日本のユーザーのレポートが掲載されている。これが「システム手帳本」の元祖。

 もう20年以上前の本だし、今の山根氏の考え方とは違うところもあるかもしれない。少なくとも、なんでもシステム手帳に詰め込む必要はなくなっている。ノートパソコンや携帯電話で代替できる部分もあるだろう。しかし、システム手帳のなにが便利で、どう使うのがいいのかは今読んでも参考になる。
 一番ポイントになるのは、「理想の手帳とは、使う人間が自分にあった様式に自由に作り変えることができる手帳」(p.71)ということ。例えば、アドレス帳がすべて同じページ数の手帳は実はバランスが悪い。東京23区の電話帳から調査した、各文字から始まる個人名・企業名の分布表が掲載されているのだが(PP.102-103)、その数はまったく違う。「い」や「た」から始まる名字と「ぬ」や「る」から始まる名字の数は違うのに、アドレス帳に同じページ数を取るのは無駄である。しかし、システム手帳ならページ数を変えることが出来る。
 「課題→計画/企画→実行→記録」という仕事の流れと、それぞれにどのようなリフィルを使うべきかという図(pp.66-67)も、システム手帳を使うかどうかとは別としても参考になる。

 文庫化されていないし、難しいと思うが(版元がダイヤモンド社ということと、内容の大幅なアップデートが必要なことから)、古本屋では比較的見かける本なので、興味がある人は探してみてもいいと思う。

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posted by 木の葉燃朗 at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・書店・出版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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