2010年10月24日

手帳オフ会レポート(2010.10.23)

 10月23日、日本手帖の会(仮称)による手帖オフ会に行ってくる。これは、種類を問わず様々な手帳のユーザーであり、手帳・文房具に愛着を持つ人たちが意見・情報を交換し、交流を深めようというもの。といっても硬い会ではなく、気心の知れた人たちであれこれと話をしようという会。
 相当密度の濃い時間だったので、とてもすべてを紹介しきれないのですが、登場した話題を一部紹介します。

■使っている、持っている手帳について

・オン・サンデーズ(外苑前・ワタリウム美術館内ミュージアムショップ)の手帳。軽くて、手触り良い。デザインはスマイソンの手帳に通ずる雰囲気がある。個人的には書く面積が小さいと感じるが、書く分量によってはいい手帳ではないか。
 ブルーノ・タウトの手がけた日向邸の壁紙と同じ素材を表紙にした手帳も販売された。
 http://www.watarium.co.jp/onsundays/html/

・宮澤賢治の『雨ニモ負ケズ手帳』。当時と同じデザインの復刻版。最後のページには賢治が書いた文字の印刷もある。

・A5のシステム手帳からダイゴーのA6手帳へ切り替える。線の色の薄さ、余白の多さが気に入った。ただし、印刷の文字が小さいのがネック。

・二冊の手帳を使う。これからの予定を書くものと、これまでの記録を書くもの。

・毎年同じ手帳を使っている。記念日などを書いていく。日付が合っていれば良いので、新しい手帳には転記せずに蓄積していく。

・トラベラーズノート。硬い感じが嫌いな自分には合っていた。

・自作リフィル。日付を連続して表示したレイアウトと、ジャバラ型で長期間を見ることができる点がポイント。
 http://horirium02.web.fc2.com/
hori01 hori02

・手作り風のデザインの手帳。線がフリーハンドになっていたり、ところどころページに落書きが印刷されていたりする。

・8穴のシステムダイアリーのファイルを使用。そこに能率手帳のようなレイアウトで、横に使う(縦書きする)ための自作リフィルを綴じる。
 しかし、結局綴じ手帳に戻る。かつてはシステム手帳(ファイロファックス)なども使用していたが、ファイル式の手帳は携帯していつでも見るということができない。

・スライド手帳。自作のリフィルを製作、販売。リフィルの左右両方に穴を開けて綴じる。週が切り替わると、右のページを左に綴じる。すると、常に二週間を見開きで見ることができる。
 http://www.slide-techo.com/
 元々は超整理手帳を使っていたが、裏返すと前の日付を見ない。自分にとっては、今週と来週を見ることができればいい。

■その他、手帳のトピックス

・ほぼ日手帳を裁断してミニ6穴サイズのシステム手帳に綴じている方がいる。

・手帳のジャンル分け。ビジネス用とカジュアル用、男性用と女性用の境があいまいになりつつある。ダイゴー、JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)、高橋書店がカジュアルなものを出し、ハイタイドやマークスがビジネス向けのものを出しつつある。

・超整理手帳はマニア向け商品になってきているのではないか。A4の紙を持ち運ぶ方法としては三つ折は優れている。しかしポケットに入らない大きさがネック。

・ほぼ日手帳のweeksのレイアウトはビジネス用の王道のような手帳。なぜ今このタイプを販売するのか? ユーザー拡大を狙っているのかもしれない。ほぼ日手帳の(手帳単体ではなく)シリーズとしてのシェアは、0.5%に満たない。

・手帳の法人向け販売は市場として大きい。

・手帳の見た目と、使ってみた(書いてみた)時の感覚の違い。デザインが良くても、使い勝手が自分に合わない手帳がある。

・スリムさ・ハンディさと、何でも書ける・見れば書いてあるという安心感のバランス。

・それぞれの生き方、生活にあった手帳、使い方がある。誰もが手帳に夢をかけば叶うというわけでもない。

#他の方の手帳やメモを見ていて、皮のカバーが欲しくなってくる。今のバインダーはプラスチック(しかも透明)なので、なんとなく安っぽく感じてしまう。

■文房具のトピックス

・アナログ時計のスタンプ。12時間の時計になっているので、時間の過ごし方を書き込んだり、針を書き込んで時間を示したりできる。
時計スタンプ

・小切手を挟むスペースのある財布にメモ帳(ロディア)を挟んで持ち歩く。

・メモ帳のカバーにパンチで穴を開けて、ハトメをはめてストラップやゴムバンドを通す。
 #個人的に、ハトメを自分でつけるというのは考えたことがなかった。これは色々なところに使えるのではないかと思いました。

・雑誌の付録のペンや文房具はつい欲しくなってしまう(ラピタの万年筆やMONOマガジン、DIMEの付録)。文房具目当てで他の商品を買ってしまうこともある。

・筆記具と紙の相性。万年筆、ジェットストリーム、ビクーニャ、エナージェルユーロ、カランダッシュといったペンと、ほぼ日手帳、ミドリMDペーパーなどの相性は?
 #私は実は紙と筆記具にはあまり頓着しないので、このみなさんのこだわりはすごかった。

・手帳も文房具も、エトランジェ・ディ・コスタリカはデザインもいいし、価格もリーズナブルなので注目したい。
 http://www.etrangerdicostarica.biz/

#ロディアと同じデザインで表紙のロゴだけ違うメモ帳を持参したのですが、他の方が持っていたロディアと比べたらパテントのNo.が同じことが判明。どちらかがどちらかに許可を得ている、あるいは二社とも別のところから許可を得た商品の模様です。これは意外な発見。

■デジタルとアナログ

・アナログは自分の責任で管理できる。デジタルはサーバーに預けたデータがちゃんと管理されるのかが不安。

・アナログは0か1かではないので、その間に隠れている(と思わせる)部分がある。「秘すれば花」のようなもので、手帳術の本に惹かれる人は、その隠れた部分を見たいのではないか。秘すれば花

・デジタル(インターネット)によって、自前のメディアを持つことが可能になった。



 他にも色々な話はありましたが、とりあえずこんなところで。

 最後に、各自が持ち寄った文房具の交換も行われました。私も色々といただく。
bungu

 約半日の会でしたが、驚くほどにあっという間に時間が過ぎました。



 手帳に関するブログ記事へのリンクをまとめたページはこちら。
・木の葉燃朗の「手帳と俺」:
 http://konohamoero.web.fc2.com/book/techo.html
posted by 木の葉燃朗 at 21:58| Comment(0) | TrackBack(1) | 俺なり知的生産&文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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スライド手帳、木の葉様のブログでご紹介いただきました!
Excerpt: 木の葉燃朗さんのブログ「本と音楽の日々」の記事、「手帳オフ会レポート(2010.
Weblog: スライド手帳開発・販売日記
Tracked: 2010-10-24 23:10
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