2011年11月22日

11月19日(土)、舘神龍彦さん主催手帳オフ会レポート

 11月19日(土)、舘神龍彦さん主催の手帳オフ会に参加しました。「手帳オフ」というのは、手帳や文房具を愛して止まない人々が、手帳や文房具に関するあれこれを話し合い、交流して情報交換をする、という会合。舘神さんは「手帳王子」の愛称もある手帳評論家にして、編集者・著述家。

 今回は16名が参加。「手帳の悩み相談」というテーマで、参加者の方の中で手帳に関する悩みをお持ちの方がその悩みを発表し、他の参加者が解決を手助けすべく意見やアイデアを述べる、という形式。これまでとはまた違った雰囲気の会となった。
 以下、内容を紹介。


●Aさんの場合:使っていた手帳が販売されなくなった。

 Aさんは、A5サイズの超整理手帳をお使いでした。しかし2012年は、お使いのレイアウトのものが発売されなくなってしまいました。A5サイズのものは発売されましたが、これまで使ったレイアウトではないため、違和感があるとのこと。果たして、2012年はどのような手帳を使えば良いのでしょうか。

 Aさんの理想は、見開きで二週間が見えるタイプをご希望。メモ欄は不要のため、見開き一週間ではなく二週間が良いとのこと(日によって記入内容が異なるので、メモは別にノートを使用)。
 超整理手帳の代替として、能率手帳のA5サイズの見開き二週間のタイプや、A5ルーズリーフにカレンダーが印刷されたマルマンのジリウスを購入しましたが、しっくり来ない。

 Aさんへのアドバイスを抜粋。

・通常のA4を四折りした超整理手帳ではだめなのか?
 →Aさん:折り目の違いなどで使いにくいとのこと。

・折り目が使いにくい、破れそうな場合は、マスキングテープやメンディングテープで補強している人もいる。

・ページの下に粘着性の下敷きを敷くことで、折り目の問題をカバーできないか。

・超整理手帳にこだわるか、機能が同じであればいいか。
 →Aさん:超整理手帳の紙の質や色に良さがある。

・マルマンのニーモシネに理想のリフィルを自作してみてはどうか。


●Bさんの場合:新しい手帳のパーツに不安

 使用していた手帳(アルマクリエイトのマインドマップ手帳)が2012年は発売されないため、ネットオークションでA5のシステム手帳カバーを見つけ、購入したBさん。しかし、リングの金具が弱そうで不安。出来ればクラウゼの金具を使いたいのですが、交換することができるのでしょうか。

 以下、Bさんへのアドバイス、質問。

・金具はカシメで固定されているので、一部革(カバーの内部側)を切る必要はあるが、交換は可能だと思う。

・クラウゼの金具とは。
 →かつてほとんどのシステム手帳の金具に使用されていたた。
 →クラウゼも、年代によって質に違いがあるらしい。現在はクラウゼ以外の金具を使用しているシステム手帳もある。
 →クラウゼの金具は、かつて某社のシステム手帳が採用したことが普及の一因らしい。

・これまで使用していた手帳よりもサイズが大きいが、なぜA5サイズに?
 →Bさん:事務職で外出することもなく、通勤電車で広げることもない。会社のデスクで使うのでA5サイズでも差し支えない。

・今の金具はそれほど質が悪いようには見えないが、交換しなくても大丈夫ではないか。

 Bさんは、しばらく現行の金具のまま使用して様子を見る、というとりあえずの結論になりました。
 余談ですが、Bさんのバインダーにその後の休憩時間でネットオークションで購入した商品ならではのサプライズがあったりして、盛り上がりました。


●Cさんの場合:複数の手帳とメカの使い分け

 現在は、iPhoneとミニ6穴のシステム手帳(リフィルはバーティカルタイプ)を併用しているCさん。営業職のため、なるべく荷物を減らしたいのですが、どのような組み合わせにすべきか試行錯誤されているそうです。

 Cさんは、コンパクトさに惹かれてほぼ日手帳の一週間タイプも購入していますが、時間が一時間単位なので30分単位の予定をどう書くかなどが難しいとのこと。またシステム手帳のリフィルは、紙質が合わないという悩みもあります。
 会社の予定はOutlookとgoogleカレンダーの連携が認められているので、googleカレンダーからiPhoneへ転送していることのこと。

 以下、Cさんのお悩みについてのディスカッションです。

・デジタル情報をアナログに転記するのは面倒。

・未来はアナログ、過去はデジタル。
 →予定はgoogleカレンダーの4ヶ月分をA4用紙一枚に印刷している。情報はノートに記入する。書くことで自分に定着する。
 →過去の情報はデジタルに集約して、googleカレンダーを検索する。
 →営業の仕事は見切りが必要。

・1.管理職と一般職の仕事の違い。
 2.バーチカルという箱は必要か。時間が細かく区切られていなくてもいいのではないか。例えば朝・昼・晩の枠でも、そこに時間と予定を書けばいいのではないか。
 3.ノートやメモは、手帳に比べて区切りをどこでつけるかが難しい。プロジェクト、時間、案件など、どの観点で書くか。

・バーチカルの利点。
 →時間(予定/空き)が見える。バッファが取れる。

・デジタルの利点。
 →入力は面倒だが、一度入力すればそのデータを基に見方を変えることができる。

・手帳の枠そのものを疑ってもいいのかもしれない。

 Cさんは、仕事の予定はデジタルに一元化してみようとのこと。一方、書くことが好きなので、手帳はプライベート、趣味の部分で使いたいとのこと。


●Dさんの場合:ペンの色の使い分け

 手帳はジャバラタイプのスケジュールと文具王手帳を使っているDさん。書き込みには多色ペンを使っているのですが、色の使い分けのルールをどうするのが良いかが悩みどころとのこと。「重要」や「課題」には色をつけているが、他は特に色を決めていないそうです。

・Bさん:マインドマップ手帳は、黒以外の24色で書く。例えば取引先ごとに色分けしている。

・デザインの仕事をされている方
 →横向き三角の向きと色で、受注・発注の内容を分けた。ルールを決めて運用すれば、手帳を一目見るとどのようなやり取りだったか分かる。
 →自分の思いに吹き出しをつける
 →デジカメで印刷した画像を手帳に貼る:文章ではなく絵にする。

 ここまでは男性からの意見。その後、女性陣から次々と色の使い分けについてのアイデアやアドバイスが。この意見が、個人的には一番印象的でした。

・感情で分ける:嬉しいことは赤、気が進まないことは青で書く、など。

・用件で分ける:仕事、家事、家族、お金、など。7色を使い分けている。

・動作で分ける:誰かに頼むこと(上司か部下か)、自分でやること、など。

・色分けとともにシールを貼る。自分で撮った写真をセブンイレブンのコピー機でプリントアウトして、貼り付けることもある(サムネイルサイズなら12辺で30円)。

・変化して行く内容には色をつけない。後から色をつけたかったり、間違えたりしたら別の色で囲む。
 修正には、修正テープのほかにニチバンのマイタックラベルリムカ(はがせるタイプ)も使う。

 男性、女性という基準で考えるのがいいかは分からないが、また違った点からの使い方をしているという点で非常に興味深かった。


●Eさんの場合:理想のタスク、ToDo管理。

 カバーも中身も自作しているEさん。しかし、使い方は試行錯誤しているとのこと。特にお悩みなのが、タスクやToDoをどう管理して回していくか、ということ。サイズはスーツのポケットに入れたいため決まっています。そのサイズに合わせて、どのような書き方をしていけばいいのか。
 現在は、月次計画で付箋に書き出し、それを週間の計画に書き写し、更に日々のタスクに転記しています。


 手帳の使い方から仕事の仕方、職場でのコミュニケーションにも広がっていくような話題。様々なアイデアや意見が出てきました。

・テンミニッツのような付箋を使って管理してはどうか。

・タスクを四分割しているとのことだが、九分割して優先順位をつけてみてはどうか。

・タスク間のつながりをどう管理するか。

・手帳にすべて書くべきなのか。例えば自分はタスクを付箋に書いて、付箋を貼ったページを週一回コピーして保存している。1枚、2枚だとメモでも、蓄積すると情報になる。

・ガントチャートで管理できないか。
 →Eさん:単独のタスクもあり、複数のToDoが組み合わさったタスクもあるので難しいかもしれない。

・スケジュール管理とログの保存と、どちらを優先したいのか。
 →Eさん:スケジュール管理が優先。

・上司には先に報告し、自分の予定と空きを明確にしておくと良いのでは。
・予定を他の方と共有する必要があると思う。
 →上司は部下の時間の管理をしない。必要な時に呼ばれたり電話がかかってきたりする。
 社内ではグループウェアを使用しているが、急に予定を入れられることもある。

・やらないことを決めた方がいいのではないか。
・上司からは3回同じことを言われたら始めても遅くないかもしれない。

 途中、参加者の方から、手帳で解決しきれる問題なのだろうかという意見も出ました。しかし、手帳を使うことで仕事の悩みを解決できるかもしれない、と思わせてくれる点が、手帳の可能性であり魅力なのかもしれません。

 個人的には久々の手帳オフでしたが、やはり他の人の手帳の使い方、持っている手帳や関連グッズなどを見聞きするのは面白かったです。
 ちなみに、私は手帳オフに参加する際は、簡単ではありますが資料を印刷して持参しています。今回の手帳オフ用にもつくって、持参しました。
 せっかくなので、web上にも公開します。内容は、今使っている手帳やカレンダーの紹介。
http://konohamoero.web.fc2.com/book/web2011techo.pdf (pdfファイル・265kb)


 手帳に関するブログ記事へのリンクをまとめたページはこちら。
・木の葉燃朗の「手帳と俺」:
 http://konohamoero.web.fc2.com/book/techo.html
posted by 木の葉燃朗 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 俺なり知的生産&文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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