2011年12月21日

舘神龍彦さん主催手帳オフレポート(テーマ「手帳カスタマイズ自慢」) #手帳 #文具 #techo #bungu

 12月17日(土)、舘神龍彦さん主催の手帳オフに参加しました。手帳や文房具、デジタル製品などの愛好家が、ひとつのテーマで情報交換し、交流を深める会。
 今回は、「手帳カスタマイズ自慢」がテーマ。舘神さんの新著『手帳カスタマイズ術』(ダイヤモンド社)の刊行とも関連したテーマ。参加者各自が自らの手帳のカスタマイズについて発表し、語り合う。そのようにして他の方の方法を知るというのは、思いも寄らないアイデアや工夫があり、刺激を受けます。当日の内容をレポートします。



 最初に発表を仰せつかったのは私。最後に紹介する資料とともに、「カスタマイズって何でしょうかね?」という話をして、最後に自分の手帳のカスタマイズについて紹介する。


バイブルリフィルの自作で知られるデザイナーの方。しかし、手帳のカスタマイズにも様々な工夫が施されていました。

・バイブルサイズのシステム手帳を綴じるために、使っていなかった札入れを加工。札入れを開いた中央にリングを付けている。リフィルはそこに綴じることができるし、元が札入れなのでカードや紙を入れる場所は豊富にある。現物を見ると、元々手帳用のバインダーだったのではないかと思えるくらいに違和感がない。

・A5サイズのノートとリフィルを持ち歩くために。ノートカバーにノートを収納し、リフィルを挟むスウィングクリップファイルとクリアホルダーも格納。外部には伊東屋のカラーチャートのペンケースを設置し、手芸用品の飾りボタンを張り付けてデコレーション。

・落ち葉や押し花を手帳に挟むために、100円ショップで売られているセルフパウチを使用。間に挟んでシールで密閉できる。アイロンなどは不要で、その商品だけでパウチできる。



国産初のシステム手帳、システムダイヤリー(SD)のヘビーユーザーの方。中学生の頃から使われているとか。

・SDと、モレスキンの薄手の手帳カイエを併用。両者のサイズはほぼ同じ。
 細かなメモはSDのリフィルではなくカイエに書く。中でも、重要になりそうな内容は後半のミシン目つきのページに書く。そうすると、後で切り離してパンチで穴をあけて、SDに綴じることができる。

・バイブルサイズのシステム手帳用の路線図や地図にパンチで穴を開け、折り畳んで綴じてもいる。

・ペンはコピックの0.03mmのマーカーを使用。細い線で細かな文字を書ける。

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#ここでSDについての補足が。SDには、株式会社システムダイヤリー(株式会社ナラコムからSD事業を引き継ぐ)が販売しているものが主な現行品としてある。そして、かつては互換品として、能率手帳のJMAM(日本能率協会マネジメントセンター)が「BindexN」シリーズを販売していた。実は、BindexNの方が若干リフィルの幅が広い。そこでシステムダイヤリーでは、幅広バインダーを販売していた。バインダーはSD、リフィルはBindexNという組み合わせで使っていたユーザーも多かったとか。
 という話が誰からともなく出てくるのが、この手帳オフ会のすごいところ。




オフィス・店舗の内装、レイアウトなどの空間デザインの会社にお勤めの方。今回は、手帳の使い方、カスタマイズについて学びたいという思いで参加されたとのこと。

・コクヨのB5サイズのシステムノートを使用。ノートとキャンパスダイヤリーを収納する。このサイズであれば、資料(A4サイズ)も二つ折りにして挟み込める。デジタルデータよりも見やすいという利点がある。一方で、ライフログなどの細かな内容をどう書くかなどを今後考えたい。
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#ここで他の参加者の方へ質問。「仕事とプライペートでは、手帳を分けるか分けないか?」。分ける派の方は3人、分けない派は7人。

 私は分ける派なのだが(仕事では能率手帳を使用)、それは仕事が内勤でアポイントがほとんど入らないから出来るのかもしれない。
 参加者からの意見は下記のような感じ。

 スケジュールはひとつだけれど、メモは仕事とプライベートで分ける
 手帳が同じでも、記入するペンの色を変える
 スケジュールはデジタルで管理する、プライベートはアナログで管理する
 スマートフォンとgoogleカレンダーで公私の予定を管理する
 ライフログの中には、仕事・プライベートとも違うこともある。例えば健康管理の記録は、別の手帳に記録している。




技術系のお仕事をされている方。アナログ派からデジタル派に転じた方。

・元々は、小学生の頃に能率手帳を使い、システムダイヤリーなども使用。
 仕事でポケットに入る手帳を求めて、リフィルの自作をしたこともある。

・2年前にiPhoneの3GSを入手し、デジタル派に。現在はiPhoneで超整理手帳のアプリを使用。

・アナログとしてはリーガルパッドのジュニアサイズを使用。一時記録として書き、テキストデータに入力などして、メモは捨てていく。

・テキストデータ作成には、LifeTouch Noteも使用。かつてのモバイルギアに近い使い勝手。



webサイト制作をされている方。今回唯一の女性参加者。

・フランクリンプランナーのリフィルに、ウィークリーのバーチカルスケジュールを自作。フランクリンプランナーを使用するのは、幅の広さがちょうどよいから。

・スケジュールは、土曜始まりで、一日の時間軸は4:00-21:00までにしている。理由は下記のとおり。
 週次レビュー(一週間の振り返り)を土曜日の朝にするため、土曜始まりでないと数ページを見る必要がある。土曜始まりだと、見開きページで一週間が見渡せる。
 土日が空いていると、仕事を入れてしまい、多忙になってしまう。金曜日で一週間が終われば、そこでその週の仕事を完結させるようになる。
 遅い時間まで時間軸があると、夜に仕事を入れて夜型の生活になってしまう。

#このお話を伺って、時間があると予定を入れてしまうタイプの方は、手帳のレイアウトを工夫することで、多忙さを回避できるかもしれないと思いました。


・学研ステイフルのツイン手帳。ページが上下で分かれていて、上がマンスリー、下がウィークリーになっている。マンスリーの最後のメモページには、理想の一週間の過ごし方を書き、実際の過ごし方と比較する。

・ライフログ用に、「ハッピーメイクダイヤリー」(クーリア)を使用。ヘルス&ビューティーについての記録用。

・マスキングテープをインデックスや付箋代わりに使う。マークスの手帳用のマスキングテープと、mt(カモ井加工紙)を併用。

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#付箋ではなくマスキングテープという考え方は興味深いです。これについては、事務用品とクラフト用品という違い、男性と女性の嗜好の違いなど、色々なことが想像できて面白い。それから、「地味なふせんはテンションが落ちる」というのは、印象的な言葉でした。



手帳の便覧情報が好き、というタクシー運転手の方。手帳は能率手帳のエクセルカジュアルを使用していたが、来年はほぼ日weeksを使用予定とのこと。

・郵便の宛名などに使うタックシールを手帳に使用する。A-oneが販売しているラベルに、A-oneが提供しているソフト「ラベル屋さんHOME」で印刷。

・資料や便覧などのデータは、デジタルデータにしてタックシールに印刷し、手帳に貼る。住所録などのシールを書き直すことはなく、データを更新する。
 地図などのデータも、ラベルに印刷することができる。

・手帳のサイズを考えると、ラベルはA4よりもB5の方が無駄が少ない。厚さは0.07で、マット紙が薄さや触感から適している。

・ただし、システム手帳を使用している人はリフィルに直接印刷すればいい。綴じ手帳用の方法かもしれない。

・貼ってはがす使い方にはあまり適していない。はがしたい場合は、紙をスプレーのりや弱粘着のテープのりで貼る方がいい。
 →プリンタで印刷できるふせん「貼ってはがせるポストイット」という商品もあるそうです。

・デジタルはPCを使う。スマートフォンは、文字の小ささや、システムがアップデートする点に不安がある。



銀行にお勤めの方。考え抜かれたアイデアが次々登場する。

・社内では、A4サイズのノートを使用。ノートカバーに、ノート、スティックファスナー、クリアファイルをセットする。社内のA4サイズの資料は、各ページに挟んだり、2穴を開けてスティックファスナーに綴じたりして保管。

・社外では75×75mmサイズの、大きめの付箋を使用。付箋にメモを取り、ノートに貼り付けていく。社内にも同じサイズで色の違う付箋を準備しており、付箋の色でどこで書いたメモかを判別する。
 付箋にはプライベートなメモも書く。

・スケジュールはデジタルで管理。スケジュールを定期的に印刷する。

・付箋はノートカバーの表紙にも貼る。デスクワークで必要な時にいつでもメモを取ることが出来る。
#他の手帳でも、表紙の素材によって、あるいは表紙にテープやクリアファイルを貼ることで、同じような方法が取れるのではないかという意見がありました。

・ノートは中心に折り目をつける。記入時のレイアウトのガイドにするのと、案件管理の際にノートを折ってページを見ていくことが出来る。



web関連のお仕事をされている方。市販の手帳を次々と使う中で、現在の組み合わせに至ったとのこと。

・メインの手帳は、マンダラ手帳(1ページ一週間で、9つの正方形に区切られたレイアウト)。これをノートカバーに綴じる。オプションとして、テンミニッツ手帳のToDoボードをはさみ、左にマンダラ手帳のスケジュール、右ToDoボードが並ぶ状態で使う。

・サブの手帳として、「HB×WA5」の保管用バインダーを使用。高さがバイブルサイズ、幅がA5サイズのシステム手帳。ここにプランクリン・プランナーなどのリフィルを綴じる。

・「HB×WA5」のバインダーをノートカバーの外のポケットに挿すと、容量はあるが一冊の手帳になる。組み合わせを考えて買ったので、手帳がひとつにまとまったことの安心がある。



毎年20冊くらい手帳を買うという方。2012年は100円ショップの手帳を使う予定。

・100円ショップの手帳の中には、他のメーカーがOEM供給(メーカーの製品であることは表示せず、100円ショップの商品として製作)しているものもあるのではないかと思う。自分が使う予定の手帳も、他社が販売しているものと同じつくり。

・手帳に、マンダラふせん、ジャバラタイプのスケジュールリフィルなどを綴じる。外側にはモレスキンの入るカバーをつける。これで、100円らしからぬ見た目になる。

・国内の手帳では、モレスキンサイズの手帳は珍しい。同じ100円ショップでは、モレスキンと似たデザインのメモ帳も販売されている。



公務員の方。手帳は超整理手帳をほぼそのまま使う。

・月間の業務予定表だけは自作して挟む。下には自分の業務、上には自分と関係する上司や他部署の予定を記入。

・予定はマーカーで色分けし、見た目で状況が分かるようにする。

・業務の心得や、報告のためのテンプレートなども別紙で綴じる。

・日々の業務については、スケジュールではなくノートに記入。日によって記入すべき分量が違うため。



 発表は以上。たぶん、ご本人は普通とか、大したことがないと思っていることでも、他の人にとっては興味深かったり発見だったりする。そういう発見や刺激があるのが、この手帳オフの魅力だと思う。

 最後に、私の発表内容を。下の資料を使いつつ、手帳のカスタマイズ自体についてしゃべり、自分の手帳の組み合わせについても紹介。ここ数年は同じ組み合わせですが、下記のような感じです。
  手帳のカスタマイズ
  http://konohamoero.web.fc2.com/book/techo_custum20111217.pdf

 A5サイズ、20穴のリーズリーフのファイル
 A5サイズ(6穴)のシステム手帳に、追加で穴を開けて綴じる。
 外側にはブックカバーを掛け、ステッカーを貼る
 しおりとして、貼り付けられるスピン(ひも)をつける
 ベルトシールで開かないように留める

 他には、DYMO(ダイモ。アルファベットや数字の押し文字が打てるグッズ)の話題がちょっと盛り上がったのと、「よく手帳オフとかに行くと、表紙がプラスチックの手帳だと高校生みたいで恥ずかしい」という表現でちょっと笑いが起きたことが、個人的には印象に残りました。



 手帳に関するブログ記事へのリンクをまとめたページはこちら。
・木の葉燃朗の「手帳と俺」:http://konohamoero.web.fc2.com/book/techo.html
ラベル:文具 手帳
posted by 木の葉燃朗 at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 俺なり知的生産&文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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