2012年01月29日

舘神龍彦さん主催「手帳オフ」(2012/01/28)レポート(テーマ「2012年の手帳のチョイス&カスタマイズ」)

 1月28日(土)、都内で開催された舘神龍彦さん主催の手帳オフに参加する。舘神さんは手帳評論家としても知られる文筆家、編集者。
 手帳オフは、年末年始を中心に、手帳や文房具、デジタルガジェットなどの愛好家が集まって交流し、情報交換する会。今回のテーマは、「2012年の手帳のチョイス&カスタマイズ」。今年の手帳をどう選んで、それをどう自分に使いやすくカスタマイズしているか。
 オフ会は、参加者の中で発表をされる方が順に発表し、質疑応答という流れで進む。当日の内容をレポートします。



120128techooff01

 バイブルサイズのシステム手帳をお使いの方。市販リフィルを使っていたが、理想のリフィルを探して、これまで見た手帳のエッセンスを取り入れて自作するようになったとのこと。約半年のペースでリフィルをリニューアルする(作り直す)。ソフトは「システム手帳職人」を使用。

#様々な手帳を参考にして、自分に使いやすいレイアウトを考えるデザインのセンスと、「システム手帳職人」の機能の多彩さが印象的。アイコンなども印刷でき、各システム手帳のサイズで印刷可能とのこと。

 以下、質疑応答。

Q.「システム手帳職人」は、日付や六曜の印刷はどのようにするのか。
A.標準機能にある。入力は不要。

Q.用紙の印刷は専用用紙でなくてもよいのか。
A.市販のリフィルでも問題ない。用紙をA4サイズにして、印刷部分を隅(左上など)にすればきれいに印刷できる。

Q.自作の手間や費用は。
A.最初は試行錯誤した。費用は、参考として購入する手帳があるので、その点は意外にお金がかかる。



 情報収集のため、様々な手帳の便覧を参照している方。
  ・入力:コクヨのカバーノートシステミック。ネットブック。
  ・出力:手帳に書く。タックシールに印刷。
 手帳はプライベートにほぼ日手帳。仕事用にほぼ日手帳weeksを使用(能率手帳エクセルカジュアル3と検討して選択)。便覧の情報を書いたり貼ったりするためのスペースが確保できるので。

 その他、便覧や内容が面白い手帳の紹介。
  ・JR東海の手帳
  ・共和電業(計測器メーカー)の手帳:メモ欄の多さ、便覧が専門的
  ・天文手帳
  ・歴史手帳(吉川弘文館):その日の歴史上の出来事や各国の歴代首相・大統領などが掲載
  ・味の素「赤い手帳」:働く女性向け。男性向けに紺のものもある。
  ・竹村健一の「これだけ手帳」

#他にも販売されている手帳や雑誌の付録の手帳など、「便覧」という視点から手帳を見た資料もいただく。


 複数の手帳やカバー、グッズをひとつにまとめて持ち歩く方。手帳は下記のような組み合わせ。下記を合体させている。
  1.A5サイズマンダラ手帳+キングジム「レザフェス」のノートカバー
  2.システム手帳「HBWA5」(高さがバイブル、幅がA5の6穴タイプ)の保存用カバーにリフィルを収納し、ニーモシネのA5ノートパッドをセット

 今後は、Androidタブレットを購入したため、ここに情報を入れる予定。サイズが7インチなので、A5サイズとほぼ同じ。これもひとつにまとめられるかもしれない。

質疑応答
Q.タブレットはどんな機種。
A.エイサーのアイコニアの7インチ。日本では「マンガロイド」という名称で販売。電子書籍でマンガを読む機種と位置づけている模様。

#既製品をカスタマイズ(組み合わせ)することで、オリジナルの手帳になっていることが面白い。それから、デジタルデバイスを手帳に組み込むということは、伝統的のようです。かつては電子手帳をシステム手帳に収納するリフィルもあったそうですし、W-ZERO3を収納するリフィルもあったという(W-ZERO3ユーザーでしたが、それは知らなかった)。もしも7インチのタブレットが主流になると、これを格納する手帳やノートカバーが出てくるかもしれない。



120128techooff02 120128techooff03

 バイブルサイズとA5のノートを併用する方。
 「来年の手帳をどうするか」という悩みはこれまでなかった。ずっと選んだ手帳一途だった。一度決めるとそのまま使い続ける。
 最初は能率手帳。その後システムダイヤリー。一日一ページで書き込める点に惹かれた。そこからバイブルサイズへ。バイブルサイズはシステムダイヤリーより面積が広いことが利点。

 年の変わり目にはリフィルをファイリングする。一昨年までは綴じ具で止めていたが、昨年の分は無線綴じに挑戦した。ボンドとホットメルト(固形の接着剤を熱で溶かして接着)を使って製本する。
 紙の加工はこれまでもしていた。ファイルのカバーを装飾するカルトナージュ(フランス発祥の紙細工)など。やるからには最初から完璧なものが作りたく、試行錯誤はしたくないので、革のカバーなどは手を出さない。

#「やるからには最初から完璧なものが作りたい」というのは、独特で興味深い考え方。ただ、そこで自分が納得できるものを作れるレベルを見極めて、納得できるものを作るというのは、やはりすごいと思います。


 元々はフランクリン・プランナーに自作リフィルを綴じて使っていたという方。昨年は学研のツイン手帳とプライベート用にもう一冊の手帳を使用。
 今年は旧暦美人ダイアリーにシールや付箋を挟む。
  ・ページがでこぼこになるのを防ぐために、前後の使用しないページを切り取って、その部分にシールや付箋を挟み込んで厚みを調整する。
  ・グラフを書けるページに朝のやる気と夜の満足度を記録してグラフにする。
  ・メモはショットノートでデジタル化。
  ・シールは手帳用、アルバム用、デコレーション用など。マークスのマスキングステッカー(マスキングテープがステッカーになったもの)も使用。
  ・気分を表すスタンプも使用。

質疑応答
Q.気分を10段階で記録するのは悩まないか。
A.悩むことはない。実際は5段階で、3.5や4.5などを設定する。

Q.手帳を見ながら週次レビューをしているということだが、色々な道具を含めてどこで使用しているか。
A.手帳はA5サイズ。使用は家で使うことがほとんど。

#更に話の中で、三つの日記を書いているというお話も出てきました。

 1.10年手帳で、いいことだけを記録していく。
 2.ohlife(オーライフ)。webサービス。以前自分が書いたメールが届き、それに対する返信と未来の自分へのメールを書いていく。
 3.モレスキンに日々の記録。

Q.手帳に書くことの継続はどうやって。
A.記録は毎日書いた方が楽。



 綴じ手帳を、レイアウト作成・印刷(Excelで)から製本、そして革カバー作成まですべて自作している方。今年は手帳を2冊作成。
  1.スケジュール、ToDo(4月、10月始まりの分冊)
  2.日記(見開きで四日)
 振り返るには、スケジュールよりも日記の方がいいと思った。サイズはどちらもトラベラーズノートと同じサイズ。スーツのポケットに入るカバーにあわせてサイズを決めた。
 ペンホルダーも自作するために試行錯誤中。

質疑応答
Q.革を作るのにどれくらいかかるか
A.作業は空いた時間に行っているが、合算すると丸2日

Q.自作手帳のスケジュールの土曜が小さいのは
A.プライベートの用事があまり多くないため

#自作されている手帳は週間バーチカルタイプのレイアウトなのだが、これは元々クオバディスのサイズにあわせたものらしい。普通の手帳の幅でレイアウトすると一日あたりが細くなってしまう。



 中小企業診断士の方。訪問が多く、時間管理のために手帳を使う。そこから手帳を作り、販売するようになった(スライド手帳)。
 使う人の書き方によってレイアウトを複数作成し、販売。販売している手帳は枠のみで、日付は購入した人にpdfファイルを提供して印刷してもらう。
 週間のリフィルに加えて、月間のカレンダーも作成。

#自らの必要から作り出された手帳が、他の人に向けた商品になっていき、ユーザーの視点に立った展開がされていく。スライド手帳は、手帳が広まっていくひとつのモデルケースなのかもしれない。


 最後に私の発表についても少し。下記の資料を使いつつ、現在の手帳について説明。今回は手帳と組み合わせて使っているグッズを主に紹介。

・2012年の手帳のチョイス&カスタマイズ
 http://konohamoero.web.fc2.com/book/web2012techooff.pdf(pdfファイル・152KB)


 手帳に細かいものを入れるために、コレクトの透明ポケットを両面テープで貼り付けて使っている(ポケット付箋は意外とのりしろの面積があるので、小ぶりな手帳には使いにくいかもしれない)とか、メインのA5ルーズリーフにはしおり代わりにその週のページにクリアポケットを挟んでいる(横に飛び出てすぐそのページが開けるし、クリアポケット内に小物も入る)といった話がやや受けました。


(参考)館神blog:http://tategami.cocolog-nifty.com/


 手帳に関するブログ記事へのリンクをまとめたページはこちら。
・木の葉燃朗の「手帳と俺」:
 http://konohamoero.web.fc2.com/book/techo.html

posted by 木の葉燃朗 at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 俺なり知的生産&文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。