2013年02月02日

2013年最初の手帳オフは内容盛りだくさん:日本手帖の会第13回オフ会「サロン・ド・手帖」 #手帳 #文具 #techo #bungu .

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 1月27日(日)、江東区のティアラこうとう内の会議室にて、日本手帖の会のオフ会を行いました。日本手帖の会は、手帳ユーザーによる非営利の団体。今年発足四年目を迎える。定期的にオフ会を開催したり、横浜の市民登録団体として市民向け講座を行ったりしている。2012年は、初めての大規模なイベント「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」も実施しました。
 第13回目となる今回は、「サロン・ド・手帖」と題して下記のような内容で実施。時間は10:30〜17:00。それだけ聞くと長丁場に思えますが、実際はあっという間でした。

●「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」総括
●「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」上位メーカー表彰
●各メーカーより談話、質疑応答
●参加ユーザーより発表
 〜昼食休憩〜
●ユーザーディスカッション
 1.今年の手帳について
 2.手帳のカスタマイズ、自作
 3.手帳とデジタルの併用
●新春恒例・文具交換会


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 当日の内容をレポートします。

 

●「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」総括


 事務局の方の挨拶に続いては、僭越ながら私が2012年に実施した「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」の総括を発表。詳しくは資料をご覧いただくとして、下記のような内容をお話ししました。

 1.イベント開催のきっかけ
 2.東京・横浜両会場を振り返って
  (1)ご来場された方
  (2)イベント開催の意義
 3.投票結果分析

資料1:「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」を振り返って(2013_01_27・日本手帖の会第13回オフ会発表資料)pdfファイル・1128KB
http://konohamoero.web.fc2.com/techo/TechoSosenkyo2012Sokatsu.pdf
資料2:「日本手帖の会 活動報告 -
『手帳100冊!書き比べ総選挙!!』レポートまとめ」(2013_01_27・日本手帖の会第13回オフ会発表資料)pdfファイル・390KB
http://konohamoero.web.fc2.com/techo/TechoSosenkyo2012Report.pdf



●「総選挙」上位メーカー表彰
●各メーカーより談話、質疑応答


 続いて、「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」実行委員より、上位のメーカーへの表彰。実行委員の方からは、表彰というのは僭越かもしれないが、非営利の団体として本気で楽しんでいるユーザーからの思いを、ネタとして楽しんでもらえれば、という話がありました。

 そして、日本手帖の会オリジナルデザインの表彰状を授与。なんと上位5位ににランクインした6社(同点があったため)のうち、4社のご担当者に来場いただきました。表彰状授与の後、各メーカーよりコメントをいただき、質疑応答。また今回ご来場できなかったメーカーの方からもコメントをいただいており、事務局から発表されました。

第1位 「EDIT」 潟}ークス
第2位 「2013 Dairy(通称:ダイスキン手帳)」 椛蜻n産業
第3位 「スライド手帳」 鰍たぼう
第4位 「キャンパスダイヤリー」 コクヨS&T
第5位 「ジブン手帳」 コクヨS&T
     「ツイン手帳」 滑w研ステイフル
     「ほぼ日手帳」 東京糸井重里事務所



第1位 株式会社マークス「EDIT」 http://marksdiary.jp/edit/


・立ち上げから開発に携わり、今年で3年。
・20代の女性をターゲットにした手帳が多かった。自分の欲しい手帳を考えるところからアイデアがスタート。ライフスタイルの多様化、スケジュール管理とは別の観点の手帳ということで、一日一ページタイプに。
・今後はEDITブランドとして、他のフォーマットの手帳も検討したい。

質疑応答

Q.開発する中で、「ほぼ日手帳」を意識したことは?
A.開発するにあたり、「ほぼ日手帳」や海外の手帳など、一日一ページの手帳は研究した。
 「ほぼ日手帳」は個性的な点が特徴。「EDIT」はニュートラル、ビジネス向けの性格の手帳。

Q.紙質とペンの相性について。
A.一日一ページの手帳なので、薄さという観点から紙を選択。今後は、シェアの高いペンに対応した紙についても検討したい。
 文房具では、紙とペンは互いの相性を考えるというよりも別々に進化している。進化のスピードはペンの方が速い。手帳によって、双方が良い方向に進化することに寄与できればと思う。

Q.店頭での映像・音楽によるアピールについて。
A.手帳売場でのアピールには有効と考えた。佐野研二郎氏にディレクションを依頼。


第3位 株式会社あたぼう「スライド手帳」 http://www.slide-techo.com/


・経営コンサルタントをしており、最初は自分の為につくった手帳。数年前に手帳のオフ会で発表したところ好評だったため、3年くらい前からメーカーとして製造・販売を開始。
・自分一人の会社で、ヘビーユーザーの方もまだ少ないが、今年はISOTへの出展も検討。
・特徴としては下記の通り。
 (1)リフィルの両側に穴が開いていて、週が変わるとページをスライドさせることで常に今週と来週をを見ることができる。次のページを見るために裏返さなくていい。
 (2)あらかじめページの隅を切ってあり、スライドすることページリフターになる(どこまでが過去の日付かが物理的に分かる)。
 (3)日付はwebサイトでpdfファイルを公開。購入した方に自ら印刷していただく。デッドストックをなくすための工夫。

質疑応答

Q.リフィルの種類
A.A5サイズが週間4種類(レフト式、日付を右にしたライト式、バーチカル、縦バーチカル)、月間2種類(日曜・月曜始まりのカレンダー式)、見開き二週間タイプ。
 バイブルサイズが週間2種類(レフト式、縦バーチカル)。


第5位 株式会社学研ステイフル「ツイン手帳」 http://www.gakkensf.co.jp/index.html


・知育玩具、キャラクター商品、グリーティングカードなどを主に製造。
・手帳は20年以上制作しているが、キャラクター入りのタイプが中心。新しいタイプをということで開発。
 きっかけは、月間と週間のページを同時に見たいというお客様の声。2005年の夏頃。月間と週間が別に開くタイプの手帳のアイデア。
・試作では、リングタイプではない綴じ手帳の上下別冊タイプ、リング径のサイズなども検討を重ねた。サイズも複数のものを試作。デスク・持ち運びで兼用できるように、現行のサイズになった。
・当初は、手帳を閉じた状態では特徴が分かりにくかった。しかし徐々にどこで扱っているかなどの問い合わせが増えてきた。雑誌などでご覧になった方が購入し、リピーターに。
 男性向けのカラーも欲しいという要望があり、2008年からはブラックなどのカラーバリエーションも発売。

Q.上下分冊の手帳は学研ステイフルが初?
A.海外製の輸入品ではあったかもしれないが、日本で店頭に並んだのは初。

Q.システム手帳タイプは検討されていたのか。
A.バインダータイプの手帳も、キャラクターものでつくっているが、ツイン手帳は綴じ手帳のタイプを選択した。

Q.ツイン家計簿の開発について。
A.アンケートで、バーチカルの週間ページの使い方が分からないという声があった。スケジュールではなく食べたものや出納を書いているという方もいたため、家計簿タイプを開発。
 使い方は、メーカーが考えるよりもユーザーの方が見つける例が多い。


第5位 東京糸井重里事務所「ほぼ日手帳」 http://www.1101.com/store/techo/


・2002年に誕生。webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」のスタッフ手帳・社員手帳がつくりたいということがきっかけ。糸井氏は文庫本にスケジュールやメモを書いていた。サイズや、情報をひとつにまとめるという特徴はこの点が元になっている。
・ユーザーは分かっている範囲で3歳〜93歳まで。スケジュール帳だけではなく思い思いに使っていただいている。ライフログの考え方を早くから実現していたと言える。
・サイズのバリエーション。文庫サイズが大きいという声があり、小さいタイプを作ろうと検討していたところ、糸井氏から逆に大きいものを作るようにという話があった。それがA5サイズの「カズン」。2010年からは、ビジネス向けの「WEEKS」を発売。これは今まで接点がなかった人にも「ほぼ日手帳」を知ってもらいたいという思いから開発。2013年には英語版の「Hobonichi Planner」も発売。手帳という日本独特の文化を世界に伝えたいという思いがある。

質疑応答

Q.「EDIT」が発売された時、脅威には感じなかったか?
A.制作側としては脅威に感じた部分もあるが、糸井氏から「まわりを見るな」と言われているので。また、「ほぼ日手帳」は手帳メーカーさんとは異なる部分の活動をしているので、一緒に盛り上げていきたい。

Q.「ほぼ日手帳」は、「WEEKS」以外は店頭ではloftのみで販売。どのような経緯で?
A.開発当初いくつかの文房具店に営業に行ったが、中には「手帳は10年続いて一人前」と言われてしまったこともあった。
loftにはバイヤーの方に商品を見ていただく制度があり、その際にloftのバイヤーの方が一度に仕入れることを判断された。
「ほぼ日」はBtoC(個人とのビジネス)がメインなので、我々が見える範囲で売場作りをしていただけるなど、好意的に対応していただいている。
「WEEKS」は、新しい方と出会いたいという思いがあるので、書店や他の文房具店でも扱っていただいている。

Q.ユーザーとして意識している層(女性やクリエイターなど)はあるか? ユーザーとのコミュニケーションは?
A.特に意識はしていない。ユーザーとは、年二回の実演販売で使い方を見せてくださる方も多い。また「ほぼ日」では主催していないが、ユーザー同士のコミュニティやオフ会もあるとのこと。

#その他、印刷の体制や価格帯(高級志向の商品について)、手帳のフォーマットや今後の商品開発など、結構マニアックな質問も色々とされました。


#各メーカーから、非常に貴重なお話がいくつも登場する。オフレコのためここには記載していないエピソードもいくつかあり、こうした話を聞くことができるのは参加者ならではの特典。

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●参加ユーザーより発表


 「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」に参加したユーザーより、お二人が代表して発表。おひとりは「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」にも作品を参考出品された自作ユーザーの方がご自身の手帳について、もうおひとりは女性の視点から見た「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」について。

自作ユーザーの方

・現在は二種類の手帳を自作。いずれも、デザイン・印刷・製本・革カバー作成まで自分で行う。
・元は市販手帳のユーザー。理想的な手帳の組み合わせ、胸ポケットに入るサイズを考えてカバーを自作。その後、カバーにあわせて手帳本体を自作。自作のためにレーザープリンタや断裁機も購入。
・自作をするのは、市販手帳では自分の理想とする管理ができないため。
・現在使用している手帳はふたつ。
 1.GTD(っぽいToDo)手帳:半年ごとに理想的なフォーマットに改良して使う。現在仕事にうまく行かない点があるので、次回は納期を管理するためのフォーマットを検討。
 2.記録帳。一日一ページタイプ。
・レザークラフトや製本の教室にも通う。2013年春には、日本手帖の会で自分が講師として製本教室を行うことも予定。

「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」女性スタッフの方

・実行委員は5〜6人。開催が決定してから、各自の得意分野で担当が決まる。自分はtwitter、facebookの更新を担当。
・手帳総選挙の魅力:用語の説明が不要、手帳の話がすぐに通じる。
・特に楽しかったこと:一日で80冊の手帳を買ったこと(しかも他の人のお金で)。また横浜会場で最後に手帳を積み上げてタワーを作ったこと。
・総選挙の関連イベントとして、2012年12月に東急ハンズ銀座店で実施したイベント「人気投票☆ 来年の手帳30冊!」も楽しかった。ここではイベントに参加された方よりも、お客様からの欲しい手帳についての質問が多かった。手帳を案内をして購入していただいた。店員さんのようでもあり、手帳のコンサルタントのようでもあった。
・日本手帖の会は、手帳だけでなく文房具、デジタルガジェットなど幅広い話題を取り扱っている。面白い会だと思うので、ぜひ今後も参加していただければ嬉しいです。

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●ユーザーディスカッション


 昼食休憩をはさみ、午後は下記三つのテーマで平行してディスカッションを実施。参加者の方は、順番に各テーブルに参加。ちなみに普段は、だいたいこのうちひとつのテーマで一回オフ会を行うので、今回はかなり盛りだくさんの内容だと思います。

 1.今年の手帳について
 2.手帳のカスタマイズ、自作
 3.手帳とデジタルの併用


 私は「手帳とデジタルの併用」に進行役として常駐。全三回の模様は下記のような感じです。


第一回

 各回とも、参加者の方に順番にご自身の使い方をお話しいただき、それに対し他の方が随時質問や感想を寄せるという形式で進行。

会社経営者の方

・元々はフルデジタルだった。ただ、仕事の打ち合わせで人前でiPhoneなどを操作するのが嫌で、人前で出せる手帳を探すようになった。
・字が汚いことがコンプレックスだったが、気にしないようにした。
・スケジュールは手帳とgoogleカレンダーで管理。
・デジタルガジェットも好きだが、すべて持ち歩くと大きい。様々な場所になんらかのガジェットを置いて同期。また仕事柄、アピールとして新しいガジェットを持つこともある。
・手帳は、モレスキンに自作リフィルを貼り付け。リヒトの差し替えできるノート(「THE DESIGN MIND COMPANY ノートブック」)も使用。

公務員の方

・職場でデジタルが使える人は許可されているからだと思う。自分の職場ではiPhoneやiPadを持ち込めない。紙の資料も持ち帰れない。
・手帳が職場とプライベートの間で情報を行き来させる唯一に近い手段。
 必要最低限のスケジュールの記入。プライベートで調べた情報、ToDoなどを記入。
・手帳はモレスキンを使用。普段記入するものと、残したい内容を転記するものと二冊使用。また、モレスキンのカバーを改造してペンケースも自作。
・プライベートの予定の中で、欲しい商品の発売日は元々手書きしていたが、後にOutlookの予定に入力するようになった。

手帳に書くことがお好きな方

・デジタルは信用していない。電源がなければ使えないため。googleカレンダーのみ使用している。デジタルでのインプットは、パソコンのキーボードでの入力。
・勤め先ではデータも書類も出入りできない。
・手帳は10冊くらい平行して使用している。同じ内容を転記している箇所もある。書くことは苦痛ではない。

#デジタルにおける情報の同期を、手帳に人力でされている側面もあるのかもしれません。

コンピュータ関連のお仕事の方

・デジタルガジェットは、似た機能のものは持たない。
 デジタルを信用していないため、PDAは使わなかったし、携帯電話を買うのも遅かった。
・アプリ「セカイカメラ」のためiPhoneを購入。その後メールやgoogleカレンダーを利用するようになる。カレンダーは現在は「縦型カレンダー」を使用。
 メモはアナログが多かったが、今はiPhone。電車の中でもメモが取れるため。アプリ「HayaMemo(はやめも)」を使用。日付情報入りで保存可能、twitterにも投稿できる。
・仕事のメモはノートPCを使用。ただ、考えをまとめるにはアナログの方がいい。
・手帳はモレスキンカイエ。後ろのページが切り取れるので、重要な事項はそちらに記入し、切り離してシステムダイアリーのバインダーに綴じる。
・手帳は好きなので色々買うが、使いきれないので用途を考え出す。モレスキンをイベント参加者の記名帳に使うなど。

#一回目はこのテーマについて語りたい方が多く、特に密度が濃い内容になる。みんな思いの丈をしゃべるしゃべる。
#最後に、手帳のヘビーユーザーと言われる人は、色々な手帳やガジェットを試して、選んで絞り込んだ過程を経た人ではないかという話も。


第二回

 第二回は第一回とはガラリと変わって、私含め5人中3人がフィーチャーフォン(ガラケー)、iPhone使用者はゼロという面々。また違った話が登場して興味深い。

主婦の方

・ライフログをtwitterの非公開アカウントに記載
・翌朝に手帳に転記する。フォーマット(どこになにを何色で書くか)を決めているので、約15分で記入。月間のページには目次を記入。
・ガラケーとiPod touchを併用。Android端末はアプリに個人情報を提供することに抵抗。おサイフケータイ(電子マネー)と指紋認証のセキュリティのため、今もガラケーを使用。

手帳を完全自作の方

・レイアウト、フォーマット、革カバーまですべて自作
・記入はすべて手帳に行う
・会社ではOutlookでスケジュールを共有
・スマートフォンは、当初LG電子のキーボード付きの機種が欲しかった。しかし、地震の後ワンセグ機能が必要だと思ったので「MEDIAS(メディアス)」を購入。だが、使い勝手に不満があった。現在は「GALAXY(ギャラクシー)」に機種変更。快適に使用できている。

#午前中に発表されたユーザーの方なので、手帳については詳しくはそちらのレポートでご紹介しています。

こまめな手帳のカスタマイズ、手帳への記入をされている方

・システム手帳。間に別冊の手帳もはさむ。
・仕事ではgoogleカレンダーを使用。他の方とのスケジュール共有。職場でのwebサービスの使用にはあまり制約がない。
・スマートフォンにもスケジュールのアプリ。またライフログのために使用。

手帳・デジタルともこだわりのある方

・アナログの手帳と、勤務先のPC(デジタル)の折り合いをどうつけるか。
・会社ではグループウェアでのスケジュール、タスク共有が求められる。個人のタスクも共有が必要。
 紙に自分なりの書き方をする方がやりやすいが、そうでない方法を求められているのがストレス。
・手帳は元々「マンダラ手帳」だったが、「テンミニッツ手帳」を使うようになる。軽くなった。
・モバイルデバイスは7インチのタブレット(Android)と11インチのノートPCを持ち歩く。

#みなさんの発表が一通り終了したので、以降自由に色々な話題でディスカッション

・クラウドサービス
 私はEvetnoteをスクラップの管理に(ローカルで使用)、Dropboxを複数端末(PC×2、モバイル×1)の同期に使用。iCloudをご利用の方は、撮影した写真の管理が楽になったとのこと。

・iPhoneを選択しない理由
 キーボードがない(すべて画面で操作)ことへの抵抗。Android端末でもキーボード(数字キー)付きの機種をお持ちの方も。
 タブレット端末をお持ちの方は、スマートフォンの必要性があまり高くない。
 ガラケー派の方の中には、iPhoneのためにiOSを取得することへの抵抗、Androidのスマートフォンが発展途上であること、操作性以外はスマートフォンよりも国産ガラケーの方が優れていることなどが理由として挙げられていました。

・その他デジタルガジェット
 私が先日購入したポメラ「DM5」を紹介。ポメラは通信機能がないので、逆に文書作成に集中できるという特徴もある、という話も。


第三回

 最後も皆さんのバラエティに富んだお話。

社内の情報システム関連のお仕事をされている方

・会社ではグループウェアを使用。データの連携は特に禁止されていないが、プライベートは手帳で管理。リマインダとしてgoogleカレンダーを使用。
・手帳は「マンダラ手帳」。13年間使用。一覧性、読み返し、先の予定の把握にはやはり手帳が適している。翌週への繰り越しには土日に2〜3時間かけて手帳を記入。

フルデジタルから手帳へ戻った方

・昨年はシフト制でメモも持ち出しできない仕事(サポートセンター)。フルデジタルで管理していた。
・新しい仕事で、「EDIT」でスケジュール管理し、なんでもメモをするようになった。
 デジタルはgoogleカレンダーで予定を管理、iCloudでメモ。
・一日一ページが好きなので、以前は「ほぼ日手帳」を使っていた。

手帳の製造・販売と経営コンサルタントをされている方

・ノートPCは持ち歩かない。講師を行うような場合も、行き先で用意してもらえればデータだけ持って行く。
・情報は手帳に集約。未来への繰り越しも手帳で転記。気になる記事などもスキャンせず、手帳に転記する。デジタル的な使い方を手帳で行っているのかもしれない。
・デジタルはメールやSNS(facebook、twitter)に使用。アプリでは「MyStats(マイスタッツ)」を使用。行動実績を入力すると、週・月の時間の使い方を円グラフで表示できる。その時どんな行動が多かったかが見えるかできる。
・以前はPDAのVisor(バイザー)を使ってスケジュールとToDoを一括管理していたこともある。

手帳関連のお仕事の方

・仕事のスケジュールはデジタル。グループウェアに一日7〜8件のアポイントが入る。手帳では管理が間に合わないので、アプリで管理。プライベートのスケジュールもiPhoneで管理。
・手帳はToDoと打ち合わせのメモに使用。主なスケジュールも記入。打ち合わせには「ニーモシネ」(マルマン)の大きなメモも使用。

システム手帳リフィルづくりのレジェンド

・仕事でDTP(パソコンによる印刷データ作成)を始めたのは1991年。マッキントッシュの「IICi」を導入。プリンタも自動車が買えるくらいの値段だった。それまではNECのPC-98シリーズで一太郎や花子を使っていたが、プリンタがドットインパクトでDTPには使用できない。WYSIWYG(画面で見たままを印刷できる機能。DTPには必須)もできなかった。
 Macによって、写植の切り貼りをしなくていいのではないかと考え、導入した。
・リフィルの自作の始まり。東芝のワープロ「Rupo」で文字を印刷。罫線はロットリングで引いて、作った版を縮小コピーしていた。
・現在は、googleカレンダーは分からないので使っていない。一番活用しているのは「Evernote」。ひとつのファイルをひとつのリフィルと考えて管理している。以前は画像やテキストをレイアウトしてファイルをつくり、印刷してファイリングして持ち歩いていた。それが不要になった。
 また、記入した月間リフィルはスキャンして「Evernote」に保存。iPadで見られるので、以前の月間リフィルを持ち歩く必要がなくなった。
・日刊のリフィルは、スキャンしない。年が終わると製本して保存する。

#このお話は、DTPやデジタルの歴史の教科書があったら登場しても良いくらいの貴重なエピソード。「illustrator」の1はモノクロだったなんていう話も。そして、今も新しい機械やサービスを導入するという好奇心や行動力はすごいと思います。


●新春恒例・文具交換会


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 最後は新春恒例の文具交換会。たぶんこれ、「賀詞交歓会」とかけているのだったと記憶している。各自が「思わず買ってみたものの、自分には使いどころがないけれど、必要な人がいるはず」という文房具を持ち合って、欲しい方がお持ち帰りになる。今回は参加されたメーカーの方からのご提供もあり、豪華なラインナップになりました。
 私が提供した文房具も、ほとんどが他の方の手元に渡って良かった。一方で、気になる文房具もいくつかいただくことができました。


 以上のような内容。いつもより更に内容が充実していて、今年最初にふさわしいオフ会だったと思います。日本手帖の会では、今後も定期的にオフ会やイベントを開催しますので、ご興味お持ちの方は是非ご参加ください。密度は濃いですが、間口が広いですし(手帳だけでなく、文房具全般やデジタルガジェットの話も)、初めての方、詳しくなくても手帳がお好きな方は歓迎です。


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・木の葉燃朗の「手帳と俺」: http://konohamoero.web.fc2.com/techo/techo.html
タグ:文房具 手帳
posted by 木の葉燃朗 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 俺なり知的生産&文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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